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Your search : [ author:黎叢え 任率英] Total 2 Search Results,Processed in 0.062 second(s)
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1. 霍去病
「匈奴はまだほろんでいませぬ。どうして家のことなど心にかけましょうや」―これは千古の名言として中国の歴史にのこっていることばで、ことばの主(ぬし)は前漢の名将霍去病(かくきよへい)(前一四〇~前一一七)である。漢の武帝が匈奴討伐に戦功をたてた霍去病に引き出ものとして邸をあたえて下見をさせたとき、霍去病が武帝にむかって言ったことばであった。北辺をおびやかす強敵紀元前十一世紀から紀元前三世紀までの、周
Author: 黎叢 え 任率英 Year 1963 Issue 8 PDF HTML
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2. 鹿娘
丁郞(ていろう)(テイン·ラン)はみなしごでした。小さいときふた親に死にわかれ、それからは毎日山でたきぎをとりながらくらしていました。その日も、丁郞は山へいつてたきぎをきつていましたが、すこしつかれたので、そばの大きな平石のうえに腰をおろしてやすみにかかりました。すると、どうしたことか、とつぜん、林のなかがざわつきだしました。たくさんのけだものたちがおどおどしながら、めちやくちやににげまわつていま
Author: え·任率英(レンスワイイン) Year 1958 Issue 2 PDF HTML